生理日をずらす
生理日(月経日)はピルを使うことでコントロールできます。
旅行・スポーツ・結婚式などのときに生理が重なってしまうと非常に煩わしいものです。
そんなとき、ピルを使って、生理日を遅らせたり早めたりすることができるのです。
普段からピルを服用している人でもそうでない人でも、生理日の調整は可能です。
ただしピルを飲みなれている人の方が、自分に合うピルがわかっているので、生理日の調整は比較的楽にできると思います。
どのピルを使っても生理日の調整は可能ですが、副作用などの心配があるため、あらかじめピルに慣れておく方が、生理日調整は成功しやすいといえます。
普段からピルを服用していない場合、直前では間に合わないので、予定している2〜3ヵ月前には婦人科へ相談しに行きましょう。
また、ピルを使っての生理日調整は100%成功するとは限らないということを理解しておきましょう。
生理を早めるピルの飲み方
生理初日から5日目までの間にピルを飲み始め、生理を起こしたい日の2日前くらいに服用を中止すると、服用終了後2〜3日目からいつもより少ない量の生理が始まります。
この方法では、生理を避けたい日にピルを飲む必要がないため、当日ピルによる体調不良などがありません。
そのかわり早めに飲み始める必要があため、ずらしたい生理のひとつ前の生理から服用することになり、それまでにピルを購入しておく必要があります。
生理を遅らせるピルの飲み方
生理予定日の5日前くらいから薬を飲みはじめ、生理をさけたい日まで1日1錠飲みます。
妊娠中と同じようなホルモン状態にすることで生理を遅らせます。
服用をやめて2〜3日後には生理がはじまります。
ふだんから低用量ピルを服用している人は、1相性のピルを飲み続けていれば、その間、生理を遅らせることができます。
移動させることができるのは長くても10日間程度です。
生理日を変えてしまったからといって、その後の生理周期まで狂ってしまうものではありません。
変更した生理日から1ヵ月後にちゃんと生理はやってきます。
生理日の調整
多くの女性が「月経が終わった後が、1ヶ月のうちで最も体調がいい」と答えることを考えると、月経が終わった時期に試合や旅行などのタイミングを合わせるほうが快適さが増すと思われます。
こうした短期的な使い方をする場合は、ホルモン量の多い中用量ピルの方が、確実に生理日を早めることができます。
数カ月の間に何日も避けたい日がある受験生など、もっと長期的に月経日を調整したい場合は、ホルモン量の少ないタイプの低用量ピルを使います。
この場合は、月経の初日から3週間(21日間)毎日飲み、1週間休薬して、4週間目からまた3週間毎日飲むという方法で、数周期かけて日程を調整します。
数周期継続するほうがいい理由は、投与するホルモン量が少ない分、最初の周期にはうまく予定に合わせて月経が移動できず、失敗する可能性があるためです。
ホルモン剤を初めて使う場合、最初のうちは吐き気や乳房痛などを感じる人もいるので、ターゲットの時期に最高の体調でいるために、どのタイミングでどのタイプの薬を飲むといいのかを早めに知っておく必要があります。
ピルを使って生理日を調整したいのであれば、どのピルが自分に合うかを知るために試し飲みしておく方がよいでしょう。
生理をずらす低用量ピル
★ヤーズジェネリック(Drospera3mg/0.02mg)